自治体・民間企業のモビリティ脱炭素化と、持続可能な地域・物流インフラ構築図る
JFEエンジニアリングと住友三井オートサービス(SMAS)の両社は7月9日、バッテリー交換式EV(電気自動車)の社会実装促進へ提携すると発表した。
両社の技術や経験と営業基盤を組み合わせ、ごみ収集のパッカー車や物流の配送車などの商用車分野でEV導入拡大を推進したい考え。
近年、脱炭素化に向けた車両のEV化ニーズが高まる一方、ごみ収集や物流などの現場では、充電に伴う待機時間や航続距離が課題となっており、その対策の一環として、短時間でバッテリー交換が可能なバッテリー交換式EVへの期待が高まっている。
JFEエンジニアリングは、自治体や物流事業者と共同でバッテリー交換式EVパッカー車の開発・実証を進めるとともに、全国30自治体と連携し、同社が手掛けた廃棄物発電施設で生み出した電力を活用した地産地消事業を推進。当該事業の供給量ベースで国内トップクラスの実績を有しているという。
一方、SMASは国内有数のオートリース事業者としてEV導入支援に取り組み、リユースEV事業やEV運用の最適化サービスを展開している。
バッテリー交換式EVは、車両に搭載したバッテリーを専用ステーションで自動的かつ短時間(58~90秒)で交換できるシステムを搭載した車両。充電に伴う待機時間を抑えられることから、高い稼働率が求められる商用車への活用が期待されている。
提携でJFEエンジがバッテリー交換式EV車両および交換ステーションの開発・整備を、SMASが自治体や民間企業への導入提案、車両のリース提供、運用支援をそれぞれ担う。
パッカー車は廃棄物発電由来の電力を交換用バッテリーに活用し、資源とエネルギーの地域循環モデル構築を目指す。配送車はバッテリー交換による稼働率向上に加え、地域の再生可能エネルギーを蓄電・活用することで、交換用バッテリーを分散型エネルギー資源として活用するモデルの実現を目指す。


バッテリー交換式EVパッカーとバッテリー交換ステーション(コンテナタイプ)

両社の役割と連携イメージ
(藤原秀行)※いずれも両社提供









