双日テックイノベーション、ASKUL LOGISTにEV充電最適化システムを納入

双日テックイノベーション、ASKUL LOGISTにEV充電最適化システムを納入

商用車の効率運用実現、ピーク電力抑制などにも貢献

双日の傘下で情報システム開発などを手掛ける双日テックイノベーションは7月9日、アスクルグループで物流を手掛けるASKUL LOGIST(アスクルロジスト)に、エネルギーマネジメントシステム「EVオートチャージ」を納入したと発表した。6月に本格運用を開始した。

ASKUL LOGISTはアスクルグループが掲げる「EV100」(事業で使用する車両を100%電気自動車=EV化)の目標達成に向け、2030年までに配送車両を100%EVに転換する計画を推進している。



今回は25台のEV充電器を活用し、複数のメーカー・モデルの商用EVを効率的に運用できる環境を構築した。


商用EVフリートの充電最適化を実現する「EVオートチャージ」(イメージ)

EVを活用するのに際し、車両台数増加に伴い夜間の同時充電による電力ピークの上昇や、契約電力の増加、翌日の運行に必要な充電量の確保などが課題になっている。EV導入時の初期投資を抑制するためには、充電器の設置台数を最適化しながら効率的な運用を実現することが不可欠。

ASKUL LOGISTは配送車両のEV化を進める中で、複数メーカーの車両を対象とした充電管理と、限られた設備による効率的な運用体制の構築を迫られていた。

加えて、翌日の運行に必要な充電量を確実に確保するためには、車両ごとのSOC(電池残量)に応じた充電制御が重要。そうした事情を踏まえ、ASKUL LOGISTは目標としている「最小限の充電器でEV充電最適化」を実現する仕組みとして、「挿すだけ、賢く充電。」をコンセプトに、SOC連動型の充電制御を行う「EVオートチャージ」の採用に踏み切った。

「EVオートチャージ」は複数車両のSOCをクラウド上で取得・解析し、夜間などの待機時間を活用して必要な充電量を自動制御するクラウド型エネルギーマネジメントサービス。



拠点消費電力のモニタリングに基づくEV充電時のピークカット/ピークシフト、SOCに応じた優先順位制御による自動充電、充電器コネクター接続のみで車両を識別する自動ペアリング機能、CO2削減量や充電実績を可視化するダッシュボード/レポート機能、充電忘れ・操作異常の検知、盗電防止機能などを備えている

利用に当たり、データ通信機能付きの普通充電器と専用コントローラーを施設に設置。また、小型の通信機能付き車載器をEVに搭載し、クラウドサーバーと連携することでSOCデータを活用する。

コントローラーはインターネット経由でクラウドと接続し、データ連携および充電制御を手掛ける。


EVオートチャージによる充電最適化の仕組み

(藤原秀行)※いずれも双日テックイノベーション提供

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