拒否受けて単独に切り替え
日本ペイントホールディングス(HD)は7月13日、オランダの塗料大手アクゾ・ノーベルに対し、建築用塗料事業の買収を提案したと発表した。提案額は総額75億ユーロ(約1兆4000億円)。実現すれば日本ペイントHDのM&Aとしては過去最大規模になる見通し。
米ブルームバーグ通信が7月12日、日本ペイントHDがアクゾに買収を提案したと報じていた。日本ペイントHDはこの報道が事実と認めた上で「具体的に決定した事項はない」と説明している。
日本ペイントHDは今年4月、塗料世界トップの米シャーウィン・ウィリアムズと共同でアクゾに全株式を取得する買収提案を行ったが、アクゾは拒否。日本ペイントHDは6月に買収を断念する方針を表明していた。
アクゾは昨年11月、同業の米アクサルタと合併する計画を発表済み。日本ペイントHDは単独の買収提案に切り替え、あらためてアクサルタとの合併よりも優れていると強調、買収の実現を目指す。
日本ペイントHDは24年、米化学大手AOCを約6300億円(純利子負債含む)で買収する方針を開示するなど、欧米やアジアでM&Aを積極的に実施し、事業規模を拡大している。
(藤原秀行)








