「物言う株主」の米ダルトンら3者、安田倉庫株式の5.17%取得

「物言う株主」の米ダルトンら3者、安田倉庫株式の5.17%取得

「経営陣に対話要求する場合ある」と説明

米投資ファンド大手のダルトン・インベストメンツと関連の英ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド(NAVF)などの計3者が、トータルで安田倉庫株式の5.17%を取得したことが分かった。

ダルトンなどが9月9日、関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。

同報告書によれば、ダルトンが株式の3.36%、NAVFが1.11%、エヌエーブイエフ・セレクト・マスター・ファンド・エルピーが0.70%を保有。いずれも7月9日以降、株式市場内で断続的に取得してきた。

3者は同報告書で、株式保有の目的として「投資及び経営陣に対する経営の助言並びに状況に応じて重要提案行為等を行うこと。特に、ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドは、発行会社の財務的健全性及び市場での地位が株価に反映されていないと考えており、全ての株主のために株式価値を高めるための方法を話し合うことを目的とし、発行会社の経営陣に対して対話を要求する場合がある」と説明。

「提出者は、発行者に対して、資本コストや株価を意識した経営の高度な実践、譲渡制限付株式報酬の実施と株式保有ガイドラインの整備の推奨、取締役会の独立性確保といった事項に加え、企業価値と株主共通の利益の観点から、非公開化やスピンオフを含むすべての経営戦略オプションを予断なく検証することを提案し、発行者との対話を進めていく予定である。対話の状況によっては、これらの事項についてさらなる提案を行う可能性がある」と強調している。

安田倉庫などによると、今年3月末時点で明治安田生命と東京建物がともに5.28%を保有、筆頭株主を務めている。3者の保有割合は両社に匹敵するとみられる。

ダルトンは企業の株式を保有し、経営を改善して企業価値を高めるよう強く迫るアクティビスト(物言う株主)として知られ、物流企業ではセンコーグループホールディングスなどに投資している。

(藤原秀行)

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