住友商事、大阪と神奈川で都市型物流施設を開発へ

住友商事、大阪と神奈川で都市型物流施設を開発へ

Jリートも投資法人の設立・登録完了

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住友商事は10月1日、大阪市と神奈川県大和市で、消費地に近接した都市型の物流施設を新たに開発すると発表した。

大阪市内で段ボール最大手レンゴーの工場跡地に「(仮称)SOSiLA(ソシラ)大阪」を、神奈川県大和市は同社独自ブランドの物流施設としては過去最大規模となる「(仮称)SOSiLA中央林間」をそれぞれ建設する。

「大阪」は延べ床面積約10万1000平方メートル、賃貸面積約5万2000平方メートル。2021年5月末の完成を見込む。「中央林間」は東名道の横浜町田ICから約5キロメートルに位置し、22年中の完成を目指す。

住友商事の物流不動産の総資産規模は2200億円超に達する見込み。また、稼働済みの「SOSiLA春日部」(埼玉県春日部市)が満床となり、完成済みの同ブランドシリーズは今年10月以降に全棟が満床で稼働する。

同社は併せて、既に発表していた物流施設を主な投資対象とするJリート(不動産投資信託)の組成について、今年8月に「SOSiLA物流リート投資法人」の設立・登録を完了した。自社で開発したSOSiLAブランドの案件をメーンに、投資していく計画。


「(仮称)SOSiLA大阪」の完成イメージ(住友商事プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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