入国制限などで発送めど立たず、「当面の間」継続
日本郵便は3月12日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国から日本への入国や航空機発着の制限などの影響で郵便物発送のめどが立たなくなったとして、同13日午前零時以降、中国宛てのEMS(国際スピード郵便)や小包など国際郵便物の引き受けを停止すると発表した。期間については「当面の間」と説明している。
既に引き受けた国際郵便物のうち、まだ発送できていないものについては順次返送する方針。書状やはがきなどの通常郵便物のうち航空便扱いとするものは引き受け停止の対象外だが、引き続き大幅な遅延が見込まれると強調している。
(藤原秀行)