【新型ウイルス】成田空港、国際貨物便は2カ月連続で過去最高の発着回数記録

【新型ウイルス】成田空港、国際貨物便は2カ月連続で過去最高の発着回数記録

5月は76%増、旅客便の輸送スペース減り運航増える

成田空港を運営する成田国際空港会社が6月29日まとめた発表した5月の空港運用状況によると、航空機の発着回数は新型コロナウイルスの感染拡大で旅客便が大幅に運休・減便したため、前年同月比66%減の7545回にとどまった。2カ月続けて減少幅が6割に達した。

このうち国際線は、旅客便が85%減の2336回で、5月単月としては開港した1978年に次いで過去2番目の低さを記録。半面、貨物便は76%増の3449回と2カ月連続で過去最高に到達した。

旅客便の運休・減便で輸送スペースが縮小し、臨時便やチャーター便を含めて貨物便の運航が増えたため。国内線は86%減の632回にとどまった。

旅客数は国際線が98%減の5万3535人、国内線も94%減の3万6105人と不振を極めている。

国際航空貨物量は旅客便の貨物スペースを使った輸送量が落ち込んだ一方、国際線貨物便が多数運航されたことにより、15%減の13万7766トンとなった。

(藤原秀行)

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