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【独自取材】KICアセット・マネジメント・峯田会長、物流施設開発は首都圏で中型物件基軸を継続と表明

【独自取材】KICアセット・マネジメント・峯田会長、物流施設開発は首都圏で中型物件基軸を継続と表明

東京と千葉、埼玉で大型案件も、多様なニーズに対応

物流不動産を対象とする投資ファンドの組成・運営などを手掛けるKICアセット・マネジメント(東京都千代田区神田錦町)の峯田勝之会長は2月26日、埼玉県春日部市で自社開発の物流施設「KIC春日部ディストリビューションセンター(DIC)」竣工に際し、現地でロジビズ・オンラインなどの取材に応じた。

峯田氏は、現時点で準備中のものなどを含めて14件の物流施設開発を進めていると説明。開発は首都圏に絞り込み、好立地で5000~1万坪規模の中型物件を基軸に展開していく基本姿勢を堅持する考えを表明。入居予定企業の要望を踏まえて開発するBTS型にも注力していく意向を示した。

同時に、東京と埼玉、千葉で3万平方メートル超の大型物流施設開発を計3件準備していると説明。荷主企業や物流事業者の多様なニーズに応えるため、大規模開発も臨機応変に対応していくことに意欲を見せた。


取材に応じる峯田会長

市街化調整区域で開発機会獲得に意欲

峯田氏は春日部DCの完成を受け「開発に5年以上要してきたので、ほっとしている」と胸の内を吐露した上で、もともとは農地だった土地を物流施設用地に用途変更したことに言及。物流施設用地の獲得競争がデベロッパー間で激しくなっている実態を踏まえ、市街化調整区域で地元自治体の許可を得て開発していく機会を得られるよう努める考えを表明した。

物流施設開発に関しては「実需を踏まえ、立地を重視していくことが基本。そこにはこれからも強くこだわっていきたい」と明言。中規模物件を軸にして賃料を適正な水準に収め、荷主企業や物流事業者が使いやすい施設にしていくことに注力し、昨今の主流となっている大規模なマルチテナント型物流施設の開発とは一線を画して差別化を図ることを強調した。

また、14案件で資産規模は2000億円程度まで拡大するとの見通しを明かすとともに、今後も旺盛な需要が期待できる首都圏に絞って開発を進めていきたいとの思いを語った。


「KIC春日部DC」の外観(KICアセット・マネジメント提供)

(藤原秀行)

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