トータルで31行に拡大
自動車のリースや経営コンサルティングなどを手掛けるリアライズコーポレーション(東京都港区六本木)は3月22日、新たに岩手を地盤とする岩手銀行(盛岡市)と、リアライズが運営している大型トラック・トレーラーを対象とした投資ファンド「トラックファンド」に関し、顧客紹介業務に関する提携契約を締結したと発表した。提携金融機関はトータルで31行に拡大した。
トラックファンドは投資家からの資金を元手として国内の各種トラックやトレーラーを購入。運送事業者は車両をリースし、集まったリース料を原資として投資家に還元している。運送事業者は車両を所有からリースに切り替えることで資産のオフバランス化による財務体質改善を進められるほか、投資家も安定した利回りの金融商品として投資を検討できるメリットがある。
岩手銀行にとっても顧客開拓などのメリットが見込める。リアライズコーポレーションは今後も幅広い顧客ネットワークを持つ地方銀行など金融機関とタッグを組み、トラックファンドの認知度向上を図る。
(藤原秀行)※イメージ写真はリアライズコーポレーション提供