ラサール、名古屋市内で大規模なマルチテナント型物流施設開発へ

ラサール、名古屋市内で大規模なマルチテナント型物流施設開発へ

三菱重工業の工場跡地、延べ床面積35万平方メートル超と中部エリア最大規模を計画

ラサール不動産投資顧問が、名古屋市内で大規模なマルチテナント型物流施設の開発を準備していることが分かった。

同市中村区にある三菱重工業の岩塚工場跡地に地上4階建て、延べ床面積が35万平方メートル超の物件を建てる見通しで、中部エリアでは過去最大級の規模になるとみられる。竣工は2023年となる見込み。

同工場は産業用機械を製造してきたが、移転を進めたのに伴い、三菱重工業は19年に跡地約24万平方メートルのうち約17万平方メートルを売却する方針を公表していた。

名古屋第二環状自動車道に近接し、名古屋港や中部国際空港へのアクセスにも強みを持つ立地。新型コロナウイルスの感染拡大でeコマースの利用が広がっていることなどから、ラサールは今後も先進的な機能を備えた大型の物流施設のニーズが見込めると判断。名古屋市のエリアはもともと物流施設用地の供給が限定的なこともあり、希少性が期待できるとみているようだ。

(藤原秀行)

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