東京都心へ40km圏内、23年12月竣工見込む
三菱地所と日本生命保険は6月1日、神奈川県相模原市で計画を進めてきたマルチテナント型物流施設「（仮称）相模原市中央区淵野辺プロジェクト」に関し、名称を「ロジクロス相模原」に決定、同日着工したと発表した。
地上5階建て、延床面積は約17万900平方メートルを予定しており、竣工は 2023年12月1日を見込む。
ロジクロス相模原の竣工イメージ（両社提供）
幹線道路の国道16号線に至近で、圏央道の相模原愛川 ICから約6.8キロメートル、東名高速道路の横浜町田 ICから約10.8キロメートルに位置。東京都心から40キロメートル圏内、横浜から30キロメートル圏内と巨大な消費地へのアクセスにも強みを持ち、地域配送と広域配送の両方に適した物流のプライムエリアに位置している。
全フロアの専有部倉庫内に作業用空調を実装するほか、共用部の大規模休憩室に施設内売店を併設するなど、労働環境の快適性向上を図る。免震構造を採用し、 48時間の施設稼働を想定した給排水設備や非常用発電機も設置、テナント企業のBCP対策を支援する。
屋根面積約3万1400平方メートルの屋上には太陽光発電設備の設置を計画しており、再生可能エネルギーを用いて施設内の一部電力を賄う。庫内の照明には 1 台ごとに制御可能な無線制御システムのLED照明を採用、余分な点灯の抑制を行うなど、環境に配慮した施設を目指す。
施設概要
所在地：神奈川県相模原市中央区淵野辺5丁目977番1、977番81、977番82地番）
アクセス：
【自動車】圏央道「相模原愛川 IC」より約6.8km、東名高速道路「横浜町田 IC」より約 10.8 km
【電 車】JR横浜線「淵野辺」駅より約1.5 km（徒歩約19分）
「古淵」駅より約1.5km（徒歩約19分）
用途：マルチテナント型物流施設
規模・構造：地上5階建、ダブルランプ型、柱RC・梁S造、免震構造
敷地面積：約78,100㎡（約23,600坪）
延床面積：約170,900㎡（約51,700坪）
建築主：淵野辺デベロップメント特定目的会社※、日本生命 ※三菱地所の特定子会社
ｺﾝｽﾄﾗｸｼｮﾝﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ：株式会社三菱地所設計
設計施工：清水建設株式会社
着工：2022年6月1日
竣工：2023年12月1日（予定）
（藤原秀行）
