東京建物、埼玉2件目の物流施設が加須で竣工:佐川グローバルロジが1棟借り

東京建物、埼玉2件目の物流施設が加須で竣工:佐川グローバルロジが1棟借り

3.2万㎡、関東広域に配送可能

東京建物は9月29日、物流施設T-LOGI(ティーロジ)シリーズの第7弾となる「T-LOGI加須」が9月30日に竣工すると発表した。

同社の第1号物件「T-LOGI久喜」(同県久喜市)に続く埼玉県の物流集積地内の案件。10月1日からSGホールディング傘下で3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクスは1棟借りする。


「T-LOGI加須」

地上4階建て、延床面積は3万2239平方メートル。東北自動車道の加須ICから約4.2キロメートルに位置。県道3号の利用で久喜ICにもアクセスしやすい。圏央道・東北自動車道を利用し短時間で関東広域に配送が可能な立地となる。

スロープを設け1・2階にトラックが直接接車できるようにし、通過交通型から在庫型まで幅広い荷物に対応できる施設スペックを持たせている。


広域図・周辺図

1階には従業員が自由に使用できるラウンジを実装し、テナントの就業環境向上をサポート。ラウンジをバース車路と反対側に設置することで、歩車分離を実現させ、従業員の安全確保にも配慮している。


ラウンジ


倉庫内

これまでに竣工を迎えた全T-LOGIシリーズと同様に、屋上には太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みを採用した環境配慮型の施設。施設内で使いきれない余剰電力は一般送配電事業者の送配電網を用いて、東京建物が所有する施設に「自己託送」の仕組みを使って送電する。

環境に配慮した施設と証明する「BELS(建物省エネルギー性能表示制度)」最高ランクの『ZEB』認証、「CASBEE」Aランクの取得を予定している。


太陽光パネル


自家消費と自己託送のイメージ(いずれも東京建物提供)

物件概要 竣工 2022年9月30日
所在地 埼玉県加須市川口四丁目3番1(地番)
交通 東北自動車道
「加須」IC約4.2km 「久喜」IC約7.1km
東武伊勢崎線「鷲宮」駅徒歩約22分 朝日バス「川口中央公園」バス停徒歩約6分
敷地面積 約13,782㎡(約4,169坪)
延床面積 約32,239㎡(約9,752坪)
規模 地上4階
形状 4層スロープ(2F片側バース)
設計 大末建設株式会社
施工 大末建設株式会社
構造 鉄骨造
耐震区分 新耐震
倉庫仕様 プラットフォーム 1/2階:高床式1.0m
梁下有効天井高 各階5.5m
柱スパン 11.2m(W)×10.4m(D)
床荷重 各階1.5t/㎡
ドッグレベラー 1階:3基、2階:4基
垂直搬送機 各階2基(1.5t)
最大荷姿:1700W×1500L×2500H
(パレット含む)
人荷用EV 各階2基(3.5t)
3000W×4000D×3150H
バース数 27台(40ft)+1台(8t)
駐車場 普通車計41台

(藤原秀行)

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