地元の吉見グループ専用施設、1.6万㎡
東京建物は11月2日、埼玉県上里町で新たな物流施設「T-LOGI本庄児玉」が竣工したと発表した。
延床面積が1万5612㎡。同社として初のBTS型物流施設で、国内最大級の冷凍自動倉庫という。埼玉を地盤に食品流通などを幅広く展開している吉見グループ(埼玉県熊谷市)が1棟借りする。
今後も冷凍・冷蔵機能を有する先進的物流施設を積極的に開発していく予定。
「T-LOGI本庄児玉」は製品を自動搬送できるラックシステムを全面に設置し、約2万8000パレット超を格納することが可能。自動化による省人化と顧客の物流課題に対応するため、最先端の技術を導入している。
屋上には、他の「T-LOGI」シリーズと同じく、太陽光パネルを設置し、発電した再生可能エネルギーを施設内で自家消費する仕組みを採用。併せて、高効率の自然冷媒冷凍機を取り入れ、環境にも配慮する。
「T-LOGI本庄児玉」外観
倉庫内:荷物を自動で運ぶレール
倉庫内:荷物を保管するための自動ラック
施設内の事務所
竣工後のエントランス前で撮影に応じる(左から)吉見グループ・大久保和政会長と大久保直政社長、東京建物・小澤克人取締役専務執行役員
■物件概要
■位置図
(藤原秀行)※いずれも東京建物提供