ESR、名古屋で4.9万㎡の新物流施設着⼯

ESR、名古屋で4.9万㎡の新物流施設着⼯

23年10⽉末竣⼯見込む

ESRは11月7日、名古屋市港区で新たなマルチテナント型物流施設「ESR 名古屋南ディストリビューションセンター(DC)2」の工事を開始したと発表した。

「名古屋南 DC2」は地上4階建て、延床⾯積は4万8844㎡を計画。2023年10⽉31⽇竣⼯を予定している。総投資額は約110億円。


「ESR 名古屋南ディストリビューションセンター2」完成イメージ

着⼯ベースで全国34件⽬、中京圏では6件⽬のプロジェクト。17年5⽉に竣⼯した「レッドウッド名古屋南ディストリビューションセンター」からは約2kmに位置している。

「名古屋南 DC2」は名古屋市中⼼部から12kmに位置し、名古屋市内を環状で結ぶ名古屋市道名古屋環状線まで⾄近、名古屋南部の基幹産業道路として利⽤されている国道23号(名四国道)の⻯宮ICまで約1.8km、東海⽅⾯と名古屋都⼼を連絡する名古屋⾼速3号⼤⾼線の笠寺ICまで約2.8km、名古屋⾼速4号東海線の船⾒出⼊⼝まで約3km。

名古屋⾼速4号東海線と伊勢湾岸⾃動⾞道の結節点となる東海JCTで東名・新東名⾼速道路に直結するため、ESRは名古屋都市圏への配送拠点としての強みと東⽇本・⻄⽇本向けの広域配送拠点としての強みを兼ね備えているとみている。

また、名古屋港⾶島ふ頭北コンテナターミナルまで約14kmのため、愛知県内陸部の⾃動⾞関連産業の配送拠点と名古屋港の中
継拠点としても最適な⽴地と強調。中部国際空港まで約34kmで、空輸貨物、海上貨物を効率的に保管できるため、輸出⼊貨物配送にも優位性を確保していると見込む。

1階に23台分のトラックバースを備えるとともに、⼤型⾞両と普通⾃動⾞の⼊⼝と出⼝を分離し、敷地内の⾞両同線はワンウェイと設定。⼤型⾞両の待機スペースを45ftトレーラー対応12台・10tトラック対応7台を確保することで、安全性に配慮した⼊出庫オペレーションを実現する。

トラックバース前の⾞路はピロティ形式を導⼊し、⾬天時に影響を受けにくい構造にする。

最⼩賃貸区画は約4430坪、賃貸区画は1階を3区画に分け、2階から4階までの3フロアをそれぞれ組み合わせた2層使いとし、最⼤3 テナントへ分割賃貸できるようにする。

ESRの基本理念「HUMAN CENTRIC DESIGN.(⼈を中⼼に考えたデザイン)」に基づき、休憩ラウンジを備えるなど、施設利⽤者に
快適で安全な就労環境を提供。通勤の利便性を⾼めるため敷地内に駐⾞場125台、および駐輪場 68 台を⽤意
します。

竣工後、建物屋上に太陽光パネルを設置し、1MW規模の⾃家消費型太陽光発電所を稼働させる計画。

BCP対策として、建物は耐震構造とし、⾮常⽤⾃家発電設備を備え、停電時でも防災センター、荷物⽤エレベーター、トイレなどが⼀定時間使えるようにする。

<ESR名古屋南ディストリビューションセンター2概要>
■所在地:愛知県名古屋市港区本星崎町字南 3998-9 他
■敷地⾯積:24,795 ㎡(7,501 坪)
■延床⾯積:48,844 ㎡(14,775 坪)
■⽤途地域:⼯業専⽤地域
■構造:4 階建て/耐震構造・鉄⾻造
■着⼯:2022 年 11 ⽉ 1 ⽇
■竣⼯:2023 年 10 ⽉ 31 ⽇(予定)
■設計:塩浜⼯業 ⼀級建築⼠事務所
■施⼯:株式会社塩浜⼯業
■アクセス:【⾞】 国道 23 号(名四国道)「⻯宮 IC」約 1.8km
/名古屋⾼速 3 号⼤⾼線「笠寺 IC」約 2.8km/名古屋⾼速 4 号東海線「船⾒出⼊⼝」約 3km/伊勢湾岸⾃動⾞道「東海 IC」
約 7km 【電⾞】 名鉄築港線「東名古屋港駅」から 750ⅿ(徒歩約 10 分)、名鉄常滑線「⼤江駅」まで 1.6km(徒歩 17 分)
■名古屋市中⼼部 12km/中部国際空港 34km/名古屋港⾶⿃ふ頭北コンテナターミナル 14km

■ESR 名古屋南ディストリビューションセンター2 所在地

(藤原秀行)※写真はESR提供

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