DHLサプライチェーン、医療機器のホロジックジャパンからロジスティクス業務受注

DHLサプライチェーン、医療機器のホロジックジャパンからロジスティクス業務受注

神奈川の2センターで物流最適化をサポート

DHLサプライチェーン(SC)は12月13日、疾患の早期発見と治療を通じて女性の健康とウェルビーイング(心身の健康や幸福)の向上に取り組む米国の医療機器企業ホロジックの日本法人ホロジックジャパン(東京都文京区)からロジスティクス業務を受注したと発表した。

神奈川県内にある川崎夜光と相模原のロジスティクスセンター2拠点で今年9月にホロジックジャパン向けサービスを開始した。ホロジックは日本以外のアジアの国々でもDHLとのパートナーシップを2022年中旬に締結している。

2021年に開設した川崎夜光ロジスティクスセンターは、DHLSCが手掛ける医療機器の保守部品物流の拠点の1つで、ニーズに合わせた配送、輸入、返品管理、需要対応といったのサービスを24時間365日提供する体制を構築済み。

ホロジックの保守部品に対しても同等のサービスを提供するとともに、物量の成長と波動への対応を可能とする高い柔軟性を備えたオペレーションの提供も目的に据えている。

相模原ロジスティクスセンターは、東日本にあり従来より配送のリードタイム短縮とコスト削減が可能なため、ホロジックの医療機器(完成品)の物流ネットワークにおける最適な立地。物量波動へも迅速に対応できると見込む。

また、独自に開発した可視化ツールのマイ・サプライチェーン・トラック&トレースを用いた運用も導入。オーダー管理、車両管理、追跡からレポートなどの事務業務に至るまで幅広い輸送プロセスの一元化、および各過程の全段階で必要な情報の提供を可能にするのが特徴。


相模原のセンターで開催した両社合同オープニングセレモニーの様子(DHLSC提供)

(藤原秀行)

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