WebKITの求貨求車成約運賃、11月まで17カ月連続前年超え

WebKITの求貨求車成約運賃、11月まで17カ月連続前年超え

全ト協調査、登録件数もコロナ前上回る

全日本トラック協会(全ト協)と日本貨物運送協同組合連合会が11月1日、12月1日に発表した求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の稼働状況によれば、10月末時点の荷物情報(求車登録)件数は前年同月比34.8%増の14万7946、11月末時点は20.9%増の16万5816だった。

2019年5月以来、21年1月末まで前年水準を割り込んできた後は、同2月から11月まで22カ月続けてプラスを記録。新型コロナウイルスの感染拡大で大きく落ち込んでからの回復が続いている。

情報件数自体もコロナ禍が本格化する前の19年10月(13万2453)、11月(12万5560)をともに上回った。

19年は豪雨で鉄道貨物輸送がストップして件数が急増した18年からの反動が件数減少の主因。20年以降の件数激減はコロナ禍による国内外の経済情勢悪化が逆風となった。

一方、求車成約件数は10月が3.3%減の2万4758、11月が2万5077で、9~11月と3カ月続けて前年水準を下回った。

成約運賃指数(10年4月=100)は10月が123、11月が124。前年同月比では21年7月から17カ月連続でプラスとなった。

(藤原秀行)

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