日本GLPが埼玉・日高で6.7万㎡の物流施設着工、カインズが1棟借り決定

日本GLPが埼玉・日高で6.7万㎡の物流施設着工、カインズが1棟借り決定

24年3月竣工予定、2カ所目の入居に

日本GLPは1月17日、埼玉県日高市で地上3階建て、延床面積約6万7000㎡の物流施設「GLP狭山日高Ⅲ」の工事を本格的に開始したと発表した。

ホームセンター大手カインズが1棟借りすることが決定している。竣工は2024年3月の予定。


「GLP 狭山日高Ⅲ」外観完成イメージ

カインズは新施設を首都圏エリアの店舗への配送機能と保管機能を併せ持つ、関東における最大の物流拠点「次世代大型物流センター」として運営する予定。同じく埼玉の「GLP北本」に続く2棟目の日本GLP開発施設への入居になる。

都心から約43km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の狭山日高ICから約3.4km に位置し、圏央道と国道16号の結節点に立地。首都圏の広域配送に加え、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道・東北自動車道・常磐自動車道へ接続することで中部以西や東北までアクセスが可能とみている。

スロープによる2階への直接アクセスや、1階での3面バース採用により保管および配送業務を効率化。建物外周部にブレース(筋交い)を配置することで、庫内の機械化に向けた設計の自由度を確保する。

17台のトラック待機場を設置し、トラックドライバーの負荷軽減に取り組むほか、従業員向けの駐車場を約260台分用意し、通勤アクセスの利便性を実現する予定。

他にも大型シーリングファンを装備し、夏場でも快適な庫内環境を整備するとともに、エントランスや休憩室の内装には自然素材を取り入れ、先進的でありながらぬくもりのあるデザインの施設空間を演出することを想定している。

自家消費型の太陽光発電設備設置を予定している上、敷地内にある既存林の伐採樹木をエントランスホール・休憩室の内装に再利用し、持続可能性の向上と環境負荷低減に寄与することを目指す。


エントランスイメージ


休憩室イメージ(いずれもプレスリリースより引用)

■ 施設概要
施 設 名:「GLP 狭山日高Ⅲ」
所 在 地:埼玉県日高市上鹿山
敷 地 面 積:約 55,000 ㎡
延 床 面 積:約 67,000 ㎡
構 造:地上 3 階建て、耐震 S 造
着 工:2023 年 1 月
竣 工:2024 年 3 月(予定)
認 証 取 得:CASBEE(新築)認証(予定)、ZEB 認証(予定)

(藤原秀行)

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