CRE、大阪・枚方で4.6万㎡の物流施設が竣工

CRE、大阪・枚方で4.6万㎡の物流施設が竣工

テナントの1棟借り確定、関西全域カバー可能と見込む

シーアールイー(CRE)は1月20日、大阪府枚方市で新たな物流施設「ロジスクエア枚方」が1月20日に竣工したと発表した。

当初は最大4テナントが入居可能なマルチテナント型施設として開発を進めてきたが、竣工前にテナント企業1棟借りの契約を結ぶことで合意に達した。同社専用施設として2月1日に稼働を始める予定。テナント企業の具体名は開示していない。


施設全景

枚方市の中部に位置し、周辺は大規模な工場が立ち並ぶ24時間操業可能な工業専用地域に立地。西側の国道1号線より約1.5km、東側の第二京阪道路(国道1号線バイパス)交野北ICより約3.0km、枚方学研ICより約4.1km。

大阪市内、京都市内への配送に加え、第二京阪道路経由で近畿自動車道、中国自動車道、阪神高速道路を使うことにより、関西エリア全域をカバーできると見込む。2027年度には第二京阪道路と全線開通予定の新名神高速道路が接続、さらなる交通利便性の向上が期待できる。

地上4階建て、延床面積4万5760.96㎡(13,842.69坪)。大型トラックが直接2階へ乗り入れ可能な車路スロープを設け、トラックバースは1階で22台、2階で26台、計48 台の同時接車が可能。1階トラックヤードにおける5台分の待機スペースと合わせて、効率的なオペレーションを実現できると見込む。

外壁には金属断熱サンドイッチパネル、倉庫部分の床荷重は1.5t/㎡(2.5tフォークリフト対応可)、有効高は各階5.5m以上、1階の一部は6.5m、4階は6.0mとすることで保管効率の向上に寄与する。

2~4階で荷物用エレベーター(積載荷重4.1t、45m/min)を4基(うち2基は1~4階での利用可)実装し、将来的なオペレーションの
対応として、垂直搬送機3基(いずれも1~4階での利用可)やドッグレベラーの増設を可能とする構造、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペースの確保、事務所スペースの増床を想定した法的な対応など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様を採用している。

環境対策として、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を取り入れ、環境や省エネルギーに配慮。CASBEE-建築(新築)の Aランク評価認証、BELS評価★★★★★(ファイブスター)を取得済み。

今後、エンバイオ C・エナジーが屋根全面で出力約1000kwの太陽光発電システムを導入する予定で、発電した電力の供給を受けて自家消費するとともにFIT(固定価格買い取り制度)を活用して余剰売電する計画。

■施設概要
施設名称 : ロジスクエア枚方
所 在 地 : 大阪府枚方市春日北町一丁目
敷地面積 : 21,144.78 ㎡(6,396.29 坪)
用途地域 : 工業専用地域
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積 : 45,760.96 ㎡(13,842.69 坪)
着 工 : 2021 年 10 月1日
竣 工 : 2023 年 1 月 20 日
設計施工 : JFE シビル株式会社


施設の東側外観(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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