住友商事、貿易情報一元管理システムのトレードワルツに出資

住友商事、貿易情報一元管理システムのトレードワルツに出資

業務デジタル化加速、営業・開発体制強化も

住友商事と貿易情報の一元管理システム「TradeWaltz(トレードワルツ)」を手掛けているトレードワルツは5月29日、住友商事がトレードワルツに出資したと発表した。

トレードワルツは住友商事と併せて、既存株主からの追加出資も受け、トータルで16.5億円を調達した。累計では56.5億円に上る。住友商事や既存株主それぞれの出資額と出資比率の内訳は非開示。具体的にどの既存株主が追加出資したかも明らかにしていない。

今回調達した資金はトレードワルツの営業・開発体制の強化に充てる。

住友商事は、グループで展開している多様な貿易関連ビジネスの実務を100%子会社の住商グローバル・ロジスティクスに集約、通関や国際輸送に関する知見・ノウハウを蓄積し、グループの競争力強化を進めている。トレードワルツと連携し、貿易業務のデジタル化を加速させたい考え。

トレードワルツは住友商事の豊富な経験とノウハウを生かし、システム基盤発展を図る。

(藤原秀行)

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