JR貨物、タイのエネルギー大手系物流企業と危険品複合一貫輸送事業を検討へ

JR貨物、タイのエネルギー大手系物流企業と危険品複合一貫輸送事業を検討へ

協力覚書を締結

JR貨物は6月5日、タイの事業展開に向けた取り組みの一環として、同国のバンコクを本拠とする物流企業Global Multimodal Logistics(グローバル・マルチモーダル・ロジスティクス、GML)と、LNG(液化天然ガス)など危険品の複合一貫輸送事業の検討に関する協力覚書を5月18日付で締結したと発表した。

GMLはエネルギー供給やインフラ事業を多国籍に展開するタイ最大の株式会社PTTが物流事業を主要な新規事業と位置付けて2022年に設立した100%子会社。

JR貨物とPTTは2019年からタイ政府が取り組んでいる危険品の鉄道輸送に関するルール策定に参加。PTTはJR貨物が長年培ってきた危険品の貨物鉄道輸送についてのノウハウや実績を高く評価し、GMLが実施する危険品の複合一貫輸送事業を展開するためのパートナーとしてJR貨物を位置付け、両社で協力して事業化に向けた実現可能性の検討を行うことになった。


署名者と立会人
中央左:GML Mr. Kraiyasit Intarapanich,Acting Managing Director
中央右:JR貨物 澤淳取締役兼常務執行役員

(藤原秀行)※プレスリリースより引用

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