三菱倉庫、物流・不動産領域など対象のコーポレートベンチャーキャピタルファンド組成

三菱倉庫、物流・不動産領域など対象のコーポレートベンチャーキャピタルファンド組成

国内外でアーリー・ミドルステージのスタートアップに積極投資

三菱倉庫は6月20日、2023年4月にコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドの運用を担う子会社、MLCベンチャーズを立ち上げたと発表した。同日付で「MLCイノベーション1号投資事業有限責任組合」を設立した。


(プレスリリースより引用)

CVCは中長期な視点を持ち、物流・不動産事業の新規事業創出や事業モデルの変革、同社事業以外の領域で新規事業創出が実現できる国内外のアーリーステージ、ミドルステージのスタートアップ企業を中心に幅広く投資する予定。

主な投資領域
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①物流領域
・既存の物流サービスを強化するスタートアップ企業
・未来の物流を創造するスタートアップ企業
②不動産領域 
・自社保有施設の価値を向上するスタートアップ企業
③その他領域
・当社事業以外の新たな事業を生み出すスタートアップ企業
(EC、リテール、ヘルスケア、創薬、SDGS、環境対応、社会貢献、宇宙、農業、水産等)

主な投資対象
①投資エリア
・全世界(日本を中心に欧米、東南アジアなど)
②投資ステージ
・アーリーステージ、ミドルステージを中心に幅広く投資

スタートアップ企業への支援内容
①物流・不動産に関わる三菱倉庫グループ保有のアセット(倉庫、オフィスビル、商業施設、輸送ネットワーク、海外拠点等)の活用
②共同研究、物流関連課題へのアドバイスやコンサルティング
③結キャピタルによるIPO支援等によりスタートアップ企業の成長をサポート

(藤原秀行)

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