CBRE IMやKICグループなど開発案件
シービーアールイー(CBRE)は7月24日、キャピタルマーケット部門が日本、オーストラリア、韓国に所在している物流施設8棟の一括売却を、海外拠点と連携してサポートしたと発表した。
CBREキャピタルマーケットが、アジア太平洋エリアの国をまたいで大型ポートフォリオ取引を完了させたのは初めてという。8棟の売買取引規模は、総額で9億1400万シンガポールドル(約960億円)に及ぶ。
CBREによれば、8棟のうち6物件は首都圏、中部圏、広島に所在する新築の施設で、この中の5物件は建築物の持続可能性を評価する国際的なグリーンビルディング認証評価制度「BREEAM認証」を取得している。
CBREは供給が逼迫した一等地に立地し、高利回りの確保も可能な、将来性が見込める収益物件のため、将来はさらなる需要拡大が見込まれていると説明している。
売却先など詳細は開示していないが、関係筋によれば、8棟はCBREインベストメントマネジメント(IM)やKICホールディングスグループなどが開発を担ったとみられる。
ポートフォリオに含まれる国内物流施設の外観(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)