三菱地所が神奈川・厚木で5.3万㎡のマルチ型物流施設開発へ、危険物倉庫も増設予定

三菱地所が神奈川・厚木で5.3万㎡のマルチ型物流施設開発へ、危険物倉庫も増設予定

エリア3件目、24年11月末竣工見込む

三菱地所は10月27日、神奈川県厚木市上依知で新たなマルチテナント型物流施設「(仮称)厚木市上依知物流施設計画」を開発すると発表した。

地上4階建て、延床面積は約5万2900㎡を計画しており、厚木エリアでは3棟目となる。竣工は2024年11月末を見込む。最大4テナントが入居できるようにする。


竣工イメージ

圏央道の相模原愛川ICから約3.0㎞、圏央道・国道129号線・東名高速道路、新東名高速道路へのアクセスに強みを持つエリア。東京都心から50㎞圏内に位置する。首都圏と関西・東海地方をつなぐ配送拠点に適した立地とみている。

神奈川県内陸工業団地内に位置し、24時間・365日の運営が可能。

専有部倉庫内は両面バースを採用し、柔軟に施設運用できるよう配慮。共用部には従業員用休憩スペースやトラックドライバー用喫煙室・トイレを併設するなど、働く人の利便性や快適性向上を図る。

LED照明をはじめとする省エネ機器を導入し、環境に配慮。災害時にも48時間の施設稼働を可能とする非常用発電機を採用し、テナント企業のBCP対策を支援。

EV(電気自動車)需要などでリチウムイオンバッテリー、新型コロナウイルスの影響で荷物量が増加している医薬関連品といった危険物保管ニーズの高まりを考慮し、竣工後に危険物倉庫を増設する計画を進めており、25年7月の完成を想定している。

■計画概要

所在地 神奈川県厚木市上依知字上ノ原3029-3,4,7(地番)
アクセス 【自動車】圏央道「相模原愛川 IC」より約 3.0 ㎞
【電 車】JR 相模線「下溝駅」より約 3.9 ㎞
【バ ス】「中三丁目」バス停より徒歩約 3 分
用途 マルチテナント型物流施設(縦割り最大 4 テナント想定)
規模・構造 地上 4 階建、ボックス型、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震構造
敷地面積 約 29,600 ㎡(約 9,000 坪)
延床面積 約 52,900 ㎡(約 16,000 坪)
建築主 三菱地所株式会社
設計監理監修 株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
設計施工 株式会社鴻池組
着工 2023 年 9 月 4 日
竣工 2024 年 11 月 30 日(予定)※本体物流施設のみ。危険物倉庫は 2025 年 7 月竣工を想定。

■周辺地図


(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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