最先端半導体などの需要に対応
近鉄エクスプレスは5月27日、2024年に韓国法人「Kintetsu World Express(Korea)」(KWE韓国)が、同国中西部・平沢市の「平澤(ピョンテク)物流センター」で新たに今年10月、大型倉庫を開業させると発表した。
韓国は官民が一体となり半導体産業へ積極的に投資しており、平澤はその中心地として機能している。最先端半導体の生産拠点として工場の建設など、今後も企業集積が見込まれ、物流需要の拡大が期待できる。
KWE韓国は平澤港(ピョンテク港)の浦升国家産業団地内で2021年4月に第1ターミナル、22年4月に第2ターミナルをそれぞれ開業。半導体関連産業を中心に高品質なロジスティクスサービスの提供に努めている。
新ターミナルは冷蔵・冷凍ルームに加えて定温庫を備え、半導体製造装置といった大型貨物から原材料、部品まで幅広い貨物の保管に対応する構え。
近鉄エクスプレスは同地域で自前倉庫を運営する唯一の日系物流企業。新ターミナル稼働後もその優位性を発揮し、韓国でのプレゼンス向上と顧客のビジネスサポート強化を図る。
名称 | 平澤(ピョンテク)物流センター 第3ターミナル |
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所在地 | 大韓民国京畿道平沢市浦升邑万戸里 181-76 |
面積 | 14,712.36㎡(事務所 1,052.16 ㎡ 倉庫 11,142.12 ㎡) |
開業予定 | 2024 年 10 月 |
外観(イメージ)
(藤原秀行)※プレスリリースより引用