第1弾は千葉の自社関与2物件
霞ヶ関キャピタルは6月3日、冷凍・冷蔵倉庫のプロパティマネジメント(PM)業務を受託したと発表した。
同社は冷凍食品の国内消費量増加による冷凍・冷蔵倉庫の需要拡大や2030年のフロン規制を見据え、冷凍・冷蔵倉庫を中心に物流施設の企画・開発を進めてきた。
今後、不動産デベロッパーとしての枠組みに縛られず、オペレーション分野にも積極的に関与していくことで、ソフト面からもアセットの最適化、資産価値最大化を進めるためにSRE ホールディングスと設立した合弁会社「X NETWORK」を通してパレット単位での冷凍荷物の保管サービス・システム提供を埼玉県の拠点「LOGI FLAG TECH 所沢Ⅰ」から開始する予定。
自社が企画・開発した物件の資産価値をさらに向上できるよう後押しするため、冷凍・冷蔵倉庫に特化した物流施設のプロパティマネジメント業務を行うことにした。第1段として6 月から千葉の「LOGI FLAG COLD 市川Ⅰ」、「LOGI FLAG COLD船橋Ⅰ」の2物件のPM業務を受託、業務を開始した。
霞ヶ関キャピタルの賃貸用冷凍・冷蔵倉庫の開発実績と知見を活かし、入居テナント、投資家の双方にとっての施設価値向上を目指し、より高品質なプロパティマネジメントサービス提供体制を構築する。今後は冷凍自動倉庫も対象物件として業務範囲を広げていく予定。併せて、賃貸用冷凍・冷蔵倉庫の竣工前PM業務も受託を目指す。
■受託物件概要
(いずれも霞ヶ関キャピタル提供)
(藤原秀行)