伊藤忠ロジと沼尻産業、茨城・つくばでメディカル専用センター2棟目を共同開発へ

伊藤忠ロジと沼尻産業、茨城・つくばでメディカル専用センター2棟目を共同開発へ

倉庫部分1.4万㎡、25年7月完成予定

伊藤忠ロジスティクスと沼尻産業は6月6日、茨城県つくば市で新たな物流施設「つくばメディカル物流センター第2期」を共同開発すると発表した。

地上2階建て、倉庫部分の広さは1万3545㎡で、竣工は2025年7月の予定。

2022年4月に完成した「つくばメディカル物流センター第1期」と同じ敷地内に位置し、医薬品・医療機器の安定供給と物流効率化促進を目指すメディカル専用の物流拠点として運営する。


完成イメージ(両社提供)

全館で空調(1~30℃)を完備し、保冷庫(2~8℃)、冷凍設備(-20℃)を備える計画。入出庫時の温度逸脱防止のため、保管エリアと入出庫エリアを区分けし、搬入口にはドックシェルターを設置。災害などの停電時にも72時間稼働可能な大型非常用発電機を導入する。

常磐自動車道の谷田部ICから5㎞、4車線化工事が進行中の首都圏中央連絡自動車道つくば牛久ICから3㎞。成田空港を含めた関東各拠点へのアクセスに強みを持つ。

マテハンシステムの活用による効率化や、共同センター・共同輸配送による人員・車両の共有化など、省力化対策を図る。

事務所棟は共用部にカフェテリア風のリフレッシュスペースを設ける。施設稼働後も、地域交流の仕掛けづくりやイベントなどを通じて、地域社会との接点を育成。災害時には施設を開放し、地域防災への貢献を目指す。

全館LED照明に加え、センターの屋根全面と敷地内に出力1.266メガワットの太陽光発電設備を採用。生み出した電力はセンターで自家消費する予定。

物件概要

施設名称

つくばメディカル物流センター第2期(略名:TMLC2)

所在地

茨城県つくば市高野台2丁目1番

敷地面積

36,014㎡(10,894坪)

倉庫部分

13,545㎡(4,097坪)

事務所部分

707㎡(214坪)

建物構造

鉄骨造 2階建

着工

2024年6月

竣工

2025年7月予定

(藤原秀行)

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