商船三井など、北海道浜中町で家畜糞尿などからのバイオメタン製造・船舶への活用目指す

商船三井など、北海道浜中町で家畜糞尿などからのバイオメタン製造・船舶への活用目指す

農協やタカナシ乳業、北海道ガスも参加

商船三井と商船三井さんふらわあ、北海道浜中町、浜中町農業協同組合、タカナシ乳業、北海道ガスの6者は8月19日、酪農業が盛んな浜中町で出る家畜糞尿や有機物などからバイオメタンを製造、道内の工場や道内港湾に寄港する船舶で低・脱炭素エネルギーとして活用することを目指すと発表した。

LNG(液化天然ガス)は現在、石炭・石油といった従来燃料に代わる低炭素燃料として利用され、工場や船舶で従来の燃料に比べ25~40%のCO2排出を削減することが可能。

6者は政府が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向け、浜中町内で製造するバイオメタンを工場や船舶で一部または全部利用する場合の事業性評価を行う。

バイオメタンは既存の輸送や消費に関わるインフラを流用できるため、6者は最終目標の脱炭素に向けた有効なエネルギーになると期待している。


浜中町の酪農風景


商船三井さんふらわあが運航予定のLNG燃料フェリー「さんふらわあ かむい」(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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