高性能レーダー活用
日本郵便とAIを活用したソリューションの開発を手掛けるAutomagi(オートマギ)は9月27日、最適な配送方法を利用者に提案できるようサポートするアプリ「ぽすめじゃー」の提供を開始したと発表した。
Automagiの技術を活用し、アプリ内のカメラで送りたい荷物などを撮影するとサイズを瞬時に自動計測する。
ユーザーが入力した宛先地の情報や重量・条件と、自動計測した荷物などのサイズに基づき、利用可能な配送サービスと料金や運賃を表示するため、多様な配送サービスの中からユーザーが適切なものを素早く選択できると見込む。
アプリにはAutomagiが保有する三辺計測技術を活用。高性能レーダーのLiDARで取得した空間情報をAutomagiの独自技術で処理し、対象物を認識・辺の長さを素早く算出、荷物サイズの自動計測を実現している。
ぽすめじゃーアプリ画面のイメージ(日本郵便とAutomagi提供)
初期リリースは、iOS版のiPhone Proシリーズ(LiDAR搭載機種)に対応するアプリを配信。リリース後はiPhone Proシリーズ以外やAndroidにも対応するアプリの開発を目指すとともに、段階的な機能追加や利用者目線でのUI/UXの改善をAutomagiと日本郵便の共同で進める。
(藤原秀行)