日本通運、九州医薬品センターの工事開始

日本通運、九州医薬品センターの工事開始

国内4カ所整備計画の第1弾

日本通運は6月6日、北九州市で「九州医薬品センター」の建設工事に着手したと発表した。

同社は医薬品物流に一段と注力するため、今年1月に東日本、西日本、九州、富山の計国内4カ所で新たに医薬・医療品専門の倉庫を整備する計画を発表しており、同センターはその第1弾となる。


6月3日に現地で行った地鎮祭の様子

センターの完成イメージ(いずれも日本通運プレスリリースより引用)

同センターは地上5階建て、延べ床面積1万7279平方メートル。免震構造を採用し、非常用発電設備や防虫・セキュリティー設備などを取り入れる計画。定温、保冷の温度管理に対応する。2020年9月の完成を目指す。

同社は医薬・医療品の流通に関する国際的な品質基準「GDP」の日本版ガイドラインの内容を満たした先進的な拠点を構築することで、輸配送を含む高効率・高品質の供給ネットワークを整備し、拡大する物流需要の着実な取り込みを図る。建設費用は総額で400億~500億円を見込んでいる。

九州に続き、6月24日には大阪府寝屋川市で「西日本医薬品センター」の地鎮祭を行うほか、残る2拠点も順次工事をスタートする。

(藤原秀行)

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