T2とセイノーHDの「レベル4」自動運転トラック幹線物流公道実証、新たに福山通運が参加決定

T2とセイノーHDの「レベル4」自動運転トラック幹線物流公道実証、新たに福山通運が参加決定

25年1~6月に高速道で実施

自動運転トラック開発を手掛けるT2は12月17日、セイノーホールディングス(HD)と連携して計画している、関東・関西間の高速道路一部区間で実施する自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験に、新たに福山通運が参加すると発表した。

「物流2024年問題」やトラックドライバー不足を考慮し、特定の条件下で完全自動運転を実現する「レベル4」自動運転トラックによる幹線輸送の早期実用化を目指す。

 
 

T2は福山通運など実験に加わる各社と連携し、運送オペレーションノウハウと自動運転技術を掛け合わせた新たな運送モデルを創造して、2027年にはレベル4自動運転トラックを活用した幹線輸送の実現を目指す。

実験には日本郵便とJPロジスティクスも加わることを決めている。

実証の概要
期間:2025年1~6月
場所:
関東~関西
東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸道、名神高速道路、新名神高速道路および京滋バイパスを走行予定
各社の役割:
福山通運とセイノーHD:荷主企業として自動運転トラックの輸送オペレーションを検討・評価
T2:自動運転トラックの輸送オペレーション構築検討と現場オペレーションの実行
実証内容:
トラックレベル4自動運転に向けた高速道路上での自動運転
貨物を積載した幹線輸送における自動運転の路線検証
※全ての実証実験はドライバー乗車の上、レベル2(部分的に自動運転を実施)相当で行う


福山通運千葉八千代支店とT2トラック(T2提供)

(藤原秀行)

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