C&W、茨城県境町で11.3万㎡のマルチ型物流施設が竣工

C&W、茨城県境町で11.3万㎡のマルチ型物流施設が竣工

最大16テナント入居可能

米系不動産サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は1月21日、グループのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(CWAM)が茨城県境町で開発を進めてきたマルチテナント型物流施設 「LF境古河」が竣工したと発表した。

併せて、地元の境町と「災害時等における緊急避難場所の施設使用に関する協定」を締結した。

 
 


施設外観

LF境古河は圏央道の境古河ICから約2.3kmの、下小橋工業団地内に位置している。圏央道は久喜白岡JCT以東の4車線化工事が順次進んでおり、渋滞解消が期待できるほか、国道354号境岩井バイパス、新4号国道に接続する古河境バイパスの開通も予定されており、利便性向上を見込む。

地上4階建て、延床面積約11万3000㎡。大型ランプウェイを備え、バースには45ftコンテナ車を含む大型車両が各階へ直接接車できる設計を採用している。

テナント区画は1フロア最大約2.4万㎡で、最大16テナントが入居可能。駐車場約460台を確保し、倉庫空調の全館設置に対応する電気容量を備えるなど、テナントの様々なニーズを満たせるように配慮している。

建物共用部にはカフェテリア・売店などを設置。庫内には大型シーリングファンや一部空調を実装し、労働環境の改善を図っている。


倉庫内

 
 


メーンのエントランス


カフェテリア(いずれもC&W提供)

【施設概要】
施設名:LF境古河
所在地:茨城県猿島郡境町下小橋838-3
土地⾯積︓50,183㎡
用途地域:工業専用地域
延床面積:113,291㎡
構造:地上4階建て、鉄骨造
着工:2023年7月
竣工:2025年1月
認証取得:CASBEE Aランク(新築)認証、BELS 6スター、ZEB Ready認証
設計・施工:JFEシビル株式会社
設計監修:株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
監理監修:株式会社アクア

(藤原秀行)

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