SGHDグループ、ベトナムで南北コールド混載輸送サービス開始

SGHDグループ、ベトナムで南北コールド混載輸送サービス開始

ホーチミン~ハノイ間、ASEANで拡大も視野

SGホールディングス(HD)は4月15日、グループでグローバル物流事業を手掛けるSGHグローバル・ジャパンのベトナム現地法人、SG佐川ベトナムがASEAN(東南アジア諸国連合)地域のコールドチェーン(低温物流)拡大に向け、昨年グループ入りした名糖運輸の子会社メイトウベトナムと連携し、ホーチミン~ハノイ間の南北コールド混載輸送(中部ダナン経由)サービスを4月に始めると発表した。

経済成長が続くASEAN域内で所得向上に伴う食生活の多様化で冷凍食品の需要が伸びていることなどから、佐川ベトナムとメイトウベトナムが連携し、南北を結ぶコールドチェーンの物流網を構築。各地域の特色ある産品を迅速に配達できるようにして物流需要を着実に取り込みたい考え。

 
 

新サービスはホーチミンを出発後、ダナンを経由し、ハノイまで片道約1800kmを約48時間で接続する。常温貨物と混載することで、多様な冷凍・冷蔵貨物を、利用しやすい価格で届けられると見込む。

食料品に加え、医薬品の輸送にも活用できるようにする。他のASEAN地域にもサービスを広げていくことを目指す。

(藤原秀行)※いずれもSGHD提供

経営/業界動向カテゴリの最新記事