ヤマハ発動機、羽田で小型低速電動車使った空港内手荷物輸送の実証実験へ

ヤマハ発動機、羽田で小型低速電動車使った空港内手荷物輸送の実証実験へ

脱炭素の促進図る

ヤマハ発動機は6月5日、空港の地上支援業務などを手掛ける羽田タートルサービス(東京都大田区羽田)、自動車部品の卸販売などを展開している藤正自販(東京都町田市)の両社と組み、6月9日に羽田空港でプライベートジェット向け手荷物輸送サービスの実証実験を開始すると発表した。期間は9月30日まで。

空港の脱炭素を図るため、空港内の手荷物輸送における電動化の可能性を検証することを目指す。手荷物輸送にはホンダの着脱式バッテリーを搭載したヤマハ発動機製の低速電動車両「DIAPASON(ディアパソン) C310」を使用する。

 
 

空港旅客ターミナルとプライベートジェットを結ぶ手荷物輸送はこれまで、ガソリンや軽油を燃料とするトラックなどが担ってきた。荷物の量が比較的少ない一方で、空港内を迂回して輸送するため、エネルギー効率や輸送コストの点で課題があった。

実証実験では従来車両と「DIAPASON C310」を併用し、小型の低速電動車両導入の効果や効率をチェックする予定。


手荷物輸送の実証実験に使用する低速電動車両「DIAPASON C310」

(藤原秀行)※ヤマハ発動機提供

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