実際の物流現場で使い、着心地など確認
佐川急便とミズノ、帝人フロンティアの3社は6月9日、佐川の使用済みユニフォームを新たなユニフォームに生まれ変わらせる「資源循環スキーム」のトライアル運用を開始したと発表した。再生したユニフォームを実際の物流現場で着用し、運用の課題などを探る。
取り組みのイメージ(3社提供)
佐川はユニフォームを環境に配慮した仕様に変更するとともに、使用済みポロシャツユニフォームを安定的に供給することを検討。着用状況や着心地、機能性などについてのフィードバックも担う。
ミズノは長年手掛けてきた佐川のポロシャツユニフォームの副資材も含め、リサイクルしやすいよう100%ポリエステル製に変更し、リサイクル素材を使用した製品設計、機能性のアップデートを行うとともに、使用済みポロシャツユニフォームの回収の効率化を図る。
帝人フロンティアは佐川の使用済みユニフォーム向けにリサイクル素材を提供し、回収した使用済みユニフォームをケミカルリサイクルでリサイクルポリエステル原料へ再資源化する。さらにリサイクル素材を使用した高機能素材の開発なども手掛ける。
(藤原秀行)