リニアモーターロボットなど取り入れ
豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは6月17日、ビームスが2024年11月に稼働を開始した新たな物流拠点「ビームス ウエアステーション」(東京都江東区新砂)に、トヨタL&Fシステムの製品を採用したと発表した。
「ビームス ウエアステーション」は大和ハウス工業が開発したマルチテナント型物流施設「DPL江東深川」の3~6階に入居しており、利用している総床面積は約9000坪。
トヨタL&Fは複雑化した人手作業の解消と汎用性のあるシステムの構築を目指し、複数の先端自動化システムの導入とWMS(倉庫管理システム)の刷新を担うなど、拠点全体のエンジニアリングを手掛けた。
入荷工程には、リニアモーター式ロボット「CUEBUS(搬送タイプ)」を世界で初めて採用し、今まで人手で搬送していたZラックの自動搬送を実現。RFID商品タグを活用した自動検品システムで、検品作業の自動化による作業効率アップもたっせしした。
さらに、中国系のHai Robotics Japanaの自律型ケースハンドリングロボットシステム「HaiPick System」を取り入れ、入庫・保管・出庫の自動化を果たしている。
ビームス ウエアステーションが入る物流施設の外観
CUEBUS(搬送タイプ)
HaiPick System
(藤原秀行)※いずれもトヨタL&Fシステム提供