サプライチェーン構築目指す、航空分野の脱炭素推進
出光興産と森空(もりそら)バイオリファイナリー(東京都千代田区神田駿河台、森空BR)の両社は5月28日、国産木材由来のバイオエタノールを起点とした純国産のSAF(持続可能な航空燃料)開発を目指すと発表した。
連携の覚書を締結した。森空BRは日本製紙や日本航空(JAL)などが出資しており、非食用の植物からバイオエタノールを製造する技術を手掛けている。
木質バイオマス由来の国産第二世代バイオエタノール(E2G)と、出光が実証検討を進めるATJ技術(アルコールを原料としてSAFを製造する技術・プロセス)を組み合わせ、原料開発からSAF利用までを国内で完結させるサプライチェーンの構築を目指す。
国内のE2G製造拠点とATJ技術を活用したSAFの製造プラントを結ぶ物流網の整備を検討するとともに、純国産ATJ-SAFに関する情報発信や、社会実装に向けた制度・環境整備の観点からの検討も実施する。
航空業界では、脱炭素化に向けた有効な手段の一つとしてSAFの社会実装を目指す動きが活発化している。出光と森空BRは現在主流となっている廃食用油以外にも原料を安定的に調達できるようにしたい考え。

(左から)木材チップ、パルプ、発酵培養液、E2G(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)











