コロナ禍が重しに、成約件数もマイナス抜け出せず
全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会が9月1日まとめた求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の稼働状況によると、8月末時点の荷物情報(求車登録)件数は前年同月比47・3%減の7万215だった。
2019年5月以来、16カ月連続の前年水準割れ。2桁の減少幅を記録したのは19年6月から15カ月連続となった。
19年は豪雨で鉄道貨物輸送がストップしたために件数が急増した18年からの反動が件数減少の主因。20年に入っての件数激減は新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の経済情勢悪化が重しとなっている。8月の求車成約件数も9・7%減の1万8759とマイナスが続いている。
一方、8月の成約運賃指数(10年4月=100)は118で、前月からは5ポイント上昇(7月の指数が113に上方修正されている)したが、前年同月からは12ポイント低下した。指数が下がるのは前年同月比で12カ月連続。
(藤原秀行)
調査結果はコチラから(全日本トラック協会ホームページ)