トランコム、求貨求車サービスでコンピューター電話統合システムを導入

トランコム、求貨求車サービスでコンピューター電話統合システムを導入

迅速な顧客対応可能に

トランコムは10月6日、主力の求貨求車サービスに関し、顧客情報を統合的に管理できるCTI(コンピューター電話統合)システムを導入すると発表した。

第1弾として、pickuponが手掛けているCTIシステム「pickupon」(ピックポン)を、今年8月に静岡県で新規開設した「静岡第2情報センター」と香川県の「高松情報センター」に取り入れた。将来は全ての情報センターに導入することを検討している。

同社の求貨求車サービスは電話で運送事業者や荷主企業と連絡、荷物とトラックのマッチングを図っている。CTIシステムを使うことでヘッドセットを使い、電話対応を迅速化。顧客情報を収めた基幹システムと連携し、電話を受けると取引先との取引状況をパソコン上で自動表示するため、より最適な対応を後押しできると見込む。

さらに、取引先が電話で話した声をAIが分析し、ニーズやクレームをより詳細かつ正しくつかめるようにする。電話で話した内容のサマリーをテキストと音声で作成、自動入力・共有するため、顧客対応のアジャスターは入力作業を意識せず、顧客との会話内容を社内でデータ共有することが可能。


CTIシステム活用のイメージ(トランコムプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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