オムロン、台湾のテックマン・ロボットに10%出資へ

オムロン、台湾のテックマン・ロボットに10%出資へ

製造業向け“協調型”開発など目指す

オムロンは10月25日、台湾のロボットメーカー、テックマン・ロボットに出資すると発表した。出資比率は約10%で、今年12月に手続きが完了する予定。出資額は開示していない。

両社は2018年に戦略的提携を締結。テックマンが手掛けている、工場の生産ラインで人間と一緒に各種作業を担う協調ロボット「TMシリーズ」をオムロンがグローバルで販売している。人間などの障害物を検知すると停止、衝突を回避できるのが特徴。

出資に踏み込むことで関係をさらに強化。オムロンの製造機器自動化で蓄積してきたノウハウとテックマンの技術を組み合わせ、より高機能な製造業向け協調ロボットの開発などを目指す。両社の取り組みが物流向けにも踏み込むかどうかが注目される。

(藤原秀行)

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