川崎汽船が来年4月に国内港運3社を持ち株会社化

川崎汽船が来年4月に国内港運3社を持ち株会社化

新会社の株式49%を上組に譲渡

 川崎汽船と上組は12月21日、川汽が全額出資する国内港湾運送事業子会社であるダイトーコーポレーション(東京・港区)、日東物流(神戸市)、シーゲートコーポレーション(広島市)の3社を株式移転によって共同持ち株会社化し、川汽がこのうちの49%を上組に譲渡することで合意したと発表した。

 港湾運送事業、国内物流事業で両社が培ってきた技術・知見・経営資源などのリソースを活用してサービス品質をより一層高めるのが狙い。同日に株式譲渡契約書を締結し、関係当局の許認可や関連手続きなどを経て来年4月1日に新会社設立および株式譲渡を行う予定だ。

 ダイトーコーポレーションは1934年設立で従業員数414人、売上高242億円。日東物流は1943年設立で従業員数277人、売上高151億円。シーゲートコーポレーションは1956年設立で従業員数265人、売上高75億円。いずれも港湾運送事業、倉庫業、曳船業、通関業、貨物利用運送事業などを手掛けている。

(鳥羽俊一)

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