オンライン診療後の処方薬取り扱い
ドローンの安全運行支援を手掛けるトルビズオンは2月6日、グリーンサービス(名古屋市)、タカコーポレーション(愛知県豊橋市)と連携し、2月9日に自動車とドローンを組み合わせたハイブリッド配送の実証実験を愛知県新城市で2月9日に実施すると発表した。
「物流の強靭化とCO2排出量削減」をコンセプトに設定。CO2排出量削減を図るとともに、過疎地域の物流を持続させるためのサポート基盤の確立を図る。
実験は新城市の乗本地区から大野地区までの空路を想定。乗本地区は川を隔てて地域が分かれているため、配送時に自動車では遠回りになってしまうことが課題になっている。トルビズオンなどは過疎化がより加速すると見込まれる中、ドローンと自動車を組み合わせ、より強靭な物流配送網を構築できるかどうかを見極めたい考え。
実証実験概要
新城市「ながしのクリニック」の医師と新城市大野地区の患者とのオンライン診療を行い、医師から処方された 医薬品をグリーンサービスが自動車で乗本地区のドローン離着陸場まで搬送。
その後、医薬品をドローンの医薬品専用ボックスに格納し、宇連川上空を北東に大野地区までドローンにて空輸、大野地区の患者の駐車場まで届ける。
日程: 2023年2月9日(木) ※雨天時は2月16日(木)に変更
時間: 14時00分~15時30分
ドローン離着陸地点: 新城市乗本地区 旧乗本小学校跡地 、新城市大野地区 赤引温泉駐車場
使用機体…マルチコプター型ドローン(DJI M300)
搬送重量…1.5kg
搬送距離…約2.5km
飛行ルート:下図参照
(藤原秀行)※いずれもトルビズオン提供