キリングループロジ、愛知・あま市にキリンビバ向け物流拠点を開設

キリングループロジ、愛知・あま市にキリンビバ向け物流拠点を開設

周辺の保管・出荷機能集約し増強、トラックドライバー不足などに対応狙う

キリングループロジスティクス(KGL)は2月8日、愛知県あま市にキリンビバレッジ向けの物流拠点「キリンビバレッジ西名古屋物流センター」を開設し、2月14日に出荷を開始すると発表した。

中部圏エリアでより安定した供給ができる体制を確立するとともに、輸配送を効率化してトラックドライバー不足への対応を図るのが狙い。

これまで中部圏エリアの顧客へキリンビバレッジ商品を出荷する場合、主にキリンビール名古屋工場内に構えている「清須物流センター」が担っていたが、グループ各社商品の取り扱い数が増加する中、限られたスペースでの保管・出荷対応となるため、繁忙期は物流拠点としての能力が不足、オペレーションの負荷が大きくなることが課題となっていた。

そのため、清須物流センターの出荷機能と、近隣在庫拠点の「中部圏小牧物流センター」の保管機能を新拠点に移転・集約。保管・出荷能力を増強し、より柔軟に出荷量の増減へ対応できるようにする。

新拠点開設でキリンビール名古屋工場の酒類保管スペースの拡張も可能になるため、慢性的に発生していた酒類の場外倉庫使用を減らし、在庫拠点の集約効果と合わせて年間約2000運行の社内運送削減が可能になると見込む。

■施設概要
名称:キリンビバレッジ西名古屋物流センター
住所:愛知県あま市方領西六反地1-1
使用倉庫:栄進物流株式会社
倉庫床面積:6,123坪


倉庫外観イメージ(KGL提供)

(藤原秀行)

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