ラピュタロボティクス、自動フォークリフトを発売

ラピュタロボティクス、自動フォークリフトを発売

AMRの技術とノウハウ活用、タブレット端末で操作容易

ラピュタロボティクスは4月4日、新たに自動フォークリフトを発売すると発表した。


ラピュタ自動フォークリフト

自動フォークリフトの国内市場は、フォークリフト作業の自動化ニーズは高いものの顧客の要求を満たせておらず、まだ成熟していない。

ラピュタロボティクスは協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」で積み重ねてきた経験やノウハウを生かし、改良を重ねた自社開発のロボット運営管理システム「rapyuta.io」とロボット群制御AIのソフト技術、国産のハードウェアを組み合わせ、フォークリフトの自動化でもニーズに対応していくことを目指す。

ラピュタ自動フォークリフトは、ロボットの自己位置を確認するための反射板や磁石を必要とせず、既存倉庫への導入が円滑かつ業界最短水準で済ませられると説明。運用変更やレイアウト変更にも柔軟な対応が可能という。

収まるべき枠に対してパレット貨物が傾いて蔵置されている場合でも、リアルタイムで動作軌道を修正し、パレットを安全かつスムーズにピックアップできる。

高性能レーダー「LiDAR」による高精度の自己位置推定技術でパフォーマンスを向上。タブレット端末による簡単操作で、熟練スタッフに頼っていたフォークリフトのパレット搬送を簡易化し、スタッフを確保するのが難しい夜間深夜帯の稼働も無理なく行えるようになるため、早期の投資回収が実現できると見込む。

継続的なソフトウェアアップデートを行うことで基本機能アップが可能。トラブル時には全国(沖縄離島は除く)へ迅速に対応する。

ラピュタ自動フォークリフトは4月12~14日に大阪市で開催の「第4回関西物流展」でお披露目する予定。

(藤原秀行)※いずれもラピュタロボティクス提供

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