イー・ロジット、フルノシステムズの無線ハンディターミナル800台超導入

イー・ロジット、フルノシステムズの無線ハンディターミナル800台超導入

現場スタッフの声を反映し柔軟に機能追加実装、業務の見える化推進

無線LANシステムを手掛けるフルノシステムズは8月2日、イー・ロジットが無線ハンディターミナル「finpad(フィンパッド)」を物流拠点7カ所で800台以上を導入していると発表した。

イー・ロジットは2013年に初めてfinpadを採用し、フルフィルメントセンターでの業務に活用。WMS(倉庫管理システム)の更新などを契機として、追加導入を重ねてきた。

finpadの活用で業務の生産性向上やフロー改善、リードタイムの短縮などを実現できたと説明。現場で働くスタッフの声を反映し、作業工程で必要となるアプリケーションを新たに開発してfinpadに実装するなどの対応を進めていると強調している。

入荷やピッキング、棚卸業務、梱包、在庫照会など各工程でfinpadを用いており、各工程の実績を登録して作業の記録を残している。業務の見える化を推進し、フルフィルメントセンターの幅広い作業工程における生産性の向上を加速させている。

イー・ロジットのフルフィルメントセンターでは、現場スタッフが自ら業務上の改善点を見つけて、finpadに機能を追加するようシステム担当者に要請している。現在は28種類の作業工程に対応する機能をfinpadに実装している。アプリケーションの追加には、finpad専用の端末管理ソフトウェア「MORS Evolution / WARP wit(モールスエボリューション / ワープウィット)を利用している。

フルフィルメントセンター内の広大な空間で、多台数のfinpadを一斉に稼働させるための通信基盤を、フルノシステムズの業務用無線LANアクセスポイント「ACERA(アセラ)」を設置、構築した。

(藤原秀行)※いずれもフルノシステムズ提供

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