川崎汽船、Azure OpenAI Service活用したAIチャットを国内全社で利用開始

川崎汽船、Azure OpenAI Service活用したAIチャットを国内全社で利用開始

イントラネット上で提供、セキュリティ配慮

川崎汽船は8月28日、日本ビジネスシステムズのチャットサービス「アイプリシティ チャット Powered by ChatGPT API」を同日、国内の全社で利用を開始したと発表した。

マイクロソフトがAzureクラウド上で提供する「Azure OpenAI Service」を活用したAIチャットサービスで、ユーザーとAIが会話するかのようにスムーズに対話できる。問い合わせなどに活用する。


アイプリシティ チャット画面(社内向けにはカスタマイズして利用)(プレスリリースより引用)

社員の業務効率化や技術活用の促進、安心・安全な環境での業務実施をサポートし、好奇心や挑戦心を引き出すのが狙い。

アイプリシティ チャットは入力した情報の2次利用をせず、外部への情報漏洩を防ぐため、社員はイントラネット上で利用する。川崎汽船専用のAzure環境に情報が蓄積される仕様を採用するなど、セキュリティ面に配慮している。

併せて、生成AIの利用に関するガイドラインを作成した上で全社に公開し、入力・出力データのリスクを周知、注意喚起している。

今後はAI活用に関して様々な角度から議論し、サービス自体の検証も重ねながら、アイプリシティ チャットを継続的にバージョンアップしていく予定。

(藤原秀行)

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