DHL、シンガポール航空運航のアジア・北米間新路線を使用開始

DHL、シンガポール航空運航のアジア・北米間新路線を使用開始

最大積載量102tのボーイング777型貨物機、中部経由で輸送サービス強化

DHLジャパンは10月11日、シンガポール航空が運航を開始した中部国際空港経由のシンガポール発米国向け貨物専用新路線の使用を同日、スタートしたと発表した。

新路線に投入されるのはDHLとシンガポール航空の両社ロゴが塗装されたボーイング777F型機で、最大積載量102tのキャパシティー追加により、DHL Expressは大陸間航空ネットワークの拡充を図り、アジア・北米間で需要が旺盛な国際エクスプレス輸送の需要に対応したい考え。


日本への初就航となったDHLとシンガポール航空両社ロゴがカラーリングされた貨物機(10月11日、中部国際空港)

DHL Expressとシンガポール航空は昨年3月、シンガポールのチャンギ空港を拠点としたボーイング777貨物機5機の乗務員整備契約(CM)を締結した。本契約に則り、南北アジアと北米をつなぐ貨物便新規ルートの運航を、シンガポール航空が担っており、既に3機が運航を開始した。


(左から)DHLジャパンの栁澤剛氏とトニー・カーン社長、シンガポール航空のジャグディーシュ ボジュワニ氏、中部国際空港株式会社の永江秀久常務執行役員(いずれもDHLジャパン提供)

シンガポールから同日、中部国際空港に到着した貨物機は、配備が発表された777貨物機5機のうちの4機目に該当。シンガポール~中部~ロサンゼルス~ホノルル~シンガポールで週5便、シンガポール~台北~中部~シンシナティ~ホノルル~シドニー~シンガポールで週1便の、計週6便の運航を予定している。

(藤原秀行)

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