ビーキャップ、人や物との接近を通知・危険区域を通報するアプリ「Beacapp Alert」の提供開始

ビーキャップ、人や物との接近を通知・危険区域を通報するアプリ「Beacapp Alert」の提供開始

スマホアプリでアラート画面を表示、注意喚起

屋内位置情報サービス「Beacapp Here(ビーキャップヒア)」を提供するビーキャップ(東京都中央区日本橋堀留町)は12月12日、ビーコン(位置情報発信端末)を利用することで、フォークリフトと人間や危険区域への接近を通知・通報する新機能「Beacapp Alert(ビーキャップアラート)」の提供を同日開始したと発表した。

ビーキャップは2018年、本格的にビーコンサービスの提供をスタート。オフィスの可視化や現場の行動データを収集することにより、さまざまな企業のオフィス可視化や現場の生産性向上に活用されている。

今まで多くの企業に「Beacapp Here」サービスを提供する中で、物流現場や工場、建設現場などでフォークリフトに関する事故に対して課題を抱えている実態に触れたと指摘。厚生労働省が発表しているデータによると、2019~21年の事故発生件数は平均2000件を超えているという。こうした状況を踏まえ、新機能開発にこぎ着けた。

「Beacapp Alert」はフォークリフトなどの乗り物にスマートフォンを設置し、専用アプリをインストールすることで、ビーコンを所持している人や物、ビーコンが設置された「危険エリア」にフォークリフトが一定の距離に近づいた際には、アプリでアラート画面を表示し警報音を鳴らして注意喚起する。

死角の多いフォークリフトの運転で、周囲に近づいている人や物の存在を把握し、アラート警報を出すことで現場での安全運転意識の向上に貢献できると見込む。


BeacappのAlert画面イメージ(いずれもビーキャップ提供)

(藤原秀行)※いずれもビーキャップ提供

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