SGHDが今期3回目の業績予想下方修正、宅配伸びず

SGHDが今期3回目の業績予想下方修正、宅配伸びず

取扱個数は前期比4%減に引き下げ

SGホールディングス(HD)は1月26日、2024年3月期の連結業績予想を下方修正した。

営業収益(売上高に相当)は従来の1兆3400億円から1兆3000億円に、営業利益は915億円から885億円に、経常利益は925億円から895億円に、当期利益は615億円から600億円にそれぞれ引き下げた。

前期(23年3月期)からの減収減益幅が従来の見通しより拡大した。SGHDが24年3月期の連結業績予想を下方修正したのは昨年7月と10月に続いて3回目。昨年7月は営業収益のみ据え置いていた。

SGHDは今回の下方修正について、宅配の平均単価は昨年4月の個人向け料金値上げなどの効果で想定通り進捗した一方、取扱個数は消費財や食品などの相次ぐ値上げによる消費の落ち込みが響いたと説明。

デリバリー事業トータルの取扱個数の通期予想を14.0億個(前期比1%減)から13.6億個(同4%減)に見直したことが収益を押し下げるとみている。

(藤原秀行)

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