顧客に割り当て脱炭素化支援目指す
商船三井は2月15日、海事領域を対象としたオランダのスタートアップ123Carbonと連携し、代替燃料を使用して削減した温室効果ガス排出量の取引を開始すると発表した。
商船三井はアジアの船社としては初めての試みと説明。海上輸送サービスからのScope3削減を検討する顧客に対し、排出削減量を割り当てられるため、顧客の脱炭素化に貢献できると見込む。
（商船三井提供）
創出した排出削減量は商船三井が世界最大のメタノール供給事業者Methanex Corporation（メサネックスコーポレーション）との共同プロジェクト「―Net Zero Voyage―」で、同社が製造したバイオメタノール燃料を使用した。
取引に際しては、ブロックチェーン技術などを活用して偽造やカウントミスの可能性を排除、信頼性や透明性するよう努めている。
（藤原秀行）
