T2と西濃、日本郵便が説明、「レベル2」対応
自動運転トラックを活用した幹線輸送サービス実現を目指しているT2と西濃運輸、日本郵便の3社は2月6日、東京都内で今後の車両自動化の取り組み方針について記者会見し、早ければ今年7月にもT2開発の自動運転トラックを使った輸送を東京~大阪間で開始したいとの考えを示した。
ドライバーらがトラックに乗り込み、緊急時などは手動で運転する「レベル2」の自動運転を実施することを想定している。
「物流2024年問題」やドライバー不足の深刻化を受け、トラックの自動化を早期に実現していきたい考え。
3社は今年1月以降、自動運転トラックを使った実証実験を継続している。2月12~14日には3社の物流拠点間のうち、静岡~愛知間の約180kmで、かご車とパレットを混載した約4tのパレット積み荷物を載せて自動運転する。
T2は27年4月に、特定条件下での完全自動運転となる「レベル4」に移行し、輸送エリアも順次拡大、31年には輸送車両を2000台規模に増やしていきたいとの考えを表明した。
(藤原秀行)